猫とのお別れに思う
自宅での看取り
加藤忠史
2025.08.31
読者限定
個人的なことで誠に恐縮ですが、15年共に過ごしてきた我が家の猫が亡くなりました。
7月後半頃から、急に食欲が落ち嘔吐するようになったので、かかりつけの動物病院で内視鏡検査を行ってもらったところ、消化器系の悪性リンパ腫と病理診断されました。8月の初めの事でした。
治療の選択肢には抗がん剤投与もありました。抗がん剤を使えば一時は寛解状態にもっていけるかも、というお話を伺い、迷ったのですが、猫の年齢や病歴を考え、動物病院の先生、家族でよくよく話し合った結果、緩和ケア的な治療をお願いすることにしました。