総合病院精神科の意義
精神科は総合病院を下支えする基盤科
加藤忠史
2026.07.04
読者限定
2026年6月に横浜で行われた精神神経学会では、多くのシンポジウムがありましたが、中でも、「総合病院精神科はいかにして生き残るか:医学的・社会的意義の再考」というシンポジウムには、色々考えさせられました。
日本で精神科の入院医療を担っているのは、主に、精神科に特化した単科精神科病院と、内科・外科などが揃っている総合病院にある精神科病棟の2つです。
日本では精神科病棟の数が過剰であるため、その削減が推奨され、単科精神科病院の病床数は、2002年の約335,400床から2020年の311,320床へと、7%減少しました。ところが、一般病院における精神科病床は、2002年の約20,600床から2020年には12,680床へと、38%も減少してしまったのです(図)。
