新規うつ病治療薬「シロシビン」
難治性うつ病に投与翌日から効果を示した「シロシビン」とは?
加藤忠史
2026.03.07
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シロシビンの抗うつ効果
2026年2月17日に、英国のCompass Pathways社が、同社による治療抵抗性うつ病(TRD)に対するシロシビン(COMP360)の臨床試験で、主要評価項目を達成したと報告しました。シロシビンは、2018年にFDA(米食品医薬品局)から、「画期的治療薬(Breakthrough Therapy)」の指定を受けていました。今回の結果を受け、2026年中に米国で新薬承認申請を目指しているようです。2~4種類の異なる薬物療法を適切な量と期間使っても反応が認められなかったTRDの患者さんが、たった1回のシロシビン投与により、投与翌日から効果が現れ始め、主要評価項目として設定されていた6週間後のモンゴメリ・アズバーグうつ病評価尺度も減少していました。1回の投与の効果が、6週間後にも維持されていたことになります。
夢のような治療ではありませんか。